「サワディシンチャオ(旧:東南アジア10か国料理店)」公式ブログ

2021年1月まで存在していた飲食店。店は閉店しましたが事業は引き続き継続します。

タグ:ライフスタイル全般

新体制直前で思う所が多いためか、一つのお店訪問で3つのテーマが浮かんでしまいました。そこで3つの記事に分けましたが、これが最後。
今回訪問したスリランカ料理のお店の情報を見ると、実際に食べてみてその理由がわかりました。そこには「満を持して激戦区に登場」と、この場所に移転してきた理由がアピールされていました。

というのは、昨今ブームになっていて、当店の隣にもあるカレー「スパイスカレー」というものは本来スリランカのカレーの発展形だと書いてありました。
実際に食べてみてスリランカ本来のカレーはそれほど辛くないのですが、それをもとに辛いのが好きな日本人が「辛さ」をパワーアップさせた創作料理がその正体で、それがブームとなって、店が急激に増殖していったそうなのです。
※実は当店の隣のお店(最近は落ち着きつつも、深夜を得意とする暗黒店ではないほう)も昼間はスパイスカレーを出しています。

その事に警笛を鳴らす人たちもいて、そういう人たちにとっては本来の味である
スリランカカレーの名店が来たと喜んでいたという事なのです。

そこで、思ったことです。
私たちもそうなのですがいわゆる「ブーム」とは距離を置こうと思うのです。

実は、この「ブーム」なるものに昔、巻き込まれたことがあったのです。
それがこちらの「ジンギスカン」2004年暮れから2005年にかけて起きた
異常なブームをもろに受けました。

イメージ 2
ジンギスカン(こちらは2009年頃撮影)

当時は東南アジア料理よりもビールなどを主体としたお店だったのですが、
そのようなブームになる半年前に当時の常連さんから、
「ジンギスカンの本場北海道にはニュージーランド産のラム肉が売られていて
新鮮でビールのつまみに良いですよ」
とのアドバイスから取り寄せを始めたジンギスカン。

最初は特に問題なかったのですが・・・・。

ブームが始まりだした当初は、マスコミの取材がやたらと多くなり、(取材後の影響が大きすぎることを恐れてすべて断ったのですが)その後、ネットなどで調べたのか本体のお客さんが次々現れました。中にはチェーン店の社長とか大手上場企業の支店長とか、普段先ず来ないような人の姿も現れたほどです。

ビールの店と思われる同業者からのジンギスカンに対する誹謗・中傷もあったり
しましたが、当初は良かったのです。ラム肉以外のメニューにも興味を示されたりして良好な関係で進みましたから喜んだものですが、途中からですね明らかにらかにおかしくなったのは。

最初から「国産ラム肉」などと言ってないのに勝手に思い込んで、違うとわかると店を否定してけなす親父を始め、
ラム肉にどういう嫉妬があるのか、牛肉派とかを必死にアピールする女性。
保守的で羊肉は臭いと否定しながら恐る恐る食べる人、
あとその逆で臭い羊が「本物」だと称してわざわざマトン肉を送りつけてくる人
極めつけは893のような連中が表れだし、「店の場所がわかりにくい」と言いがかりをつけたり、別の893は、突然魚介類を持ってこいと言い出してラム肉を馬鹿にしたり・・・・

本当に訳の分からない人まで来たので、途中で提供停止したほどです。
ブーム去ってからしばらくして再開。正常に戻り2009年くらいまで細々と出していました。


そうそう、肉屋さんも愚痴をこぼしていました、北海道から航空便で送るのに天候の関係で飛行機が出ないから質が落ちると説明しても「それでも良いから送れ」と言われたそうです。私たちは無理な時はそれを了承してお客さんに説明ましたが、そのくらい異常事態になるんですね。

これは、どうやら当時狂牛病の問題が発覚してアメリカなどから牛肉が輸入できなくなったころに行われ、その代用品として政府・広告代理店・メディアあたりが
意図的に作った「ブーム」らしく、そのブームが去った(牛肉の供給が復活した?)後起きた事。それはこのブームが始まってから雨後たけのこのように出来始めた
近隣のジンギスカン専門店がほぼ全滅したという事実なのです。唯一残ったのが
当店(専門店じゃないけど)とは何とも皮肉ですね。
どうも店の外やネット上の情報などから分かったのですが、彼らの店のメニューにも問題があったようです。ジンギスカン以外にあるのはキムチと白ごはんという。「貧弱」そのあたり「短期の利益回収」だけを目当てにしていたのならいざ知れず、ブームが去った後の対策を行って無残な結果になったような気がしてなりません。

つまり10年以上の前の事を今でも愚痴りたくなるほど
すさまじかったという事です。


東南アジアでは、いわゆる「パクチーブーム」なるものが起きていますが、
本来、英語名:コリアンダー(日本名:コエンドロ)は、東南アジア
これも、厄介でなにかを「パクチーサラダ」と勝手に命名されたり
「パクチー鍋」と言う聞いたこともない料理の予約の電話がかかってくるなど
正直不快なことも多かったですね。
知り合いの某店がパクチーに対して明確な意見を店の前に張り出して、ツイッターで広まったのを見て気持ちが晴れ晴れになったものです。

と言う事で今回も長くなりましたが、当サワディシンチャオでは
ブームと言う異常事態を避けて営業し続けたいものです。

イメージ 1

こちらは、占い師の「飴春」さんが描いた絵なのですが、この架空の動物の絵は
不思議な魅力があります。でもこの動物が今はやりのブームになっている
キャラクタではないと思います。だからブームに踊らされることなく本物の目を養い、そしてその視点でこれからも店を続けていければと思います。


イメージ 1

いつもは、第二土曜日に行われる難波神社のマルシェ
今月はその日に別のイベントがあったので日程が変わって日曜日に
ありました。

イメージ 2

いつもお世話になっている角田農園さん。
マルシェでは門松のような存在で入り口にいる「やさいの里」の松下氏
がいなかったので気になって聞いてみると今回は着ていないそうです。

イメージ 3

他にも、パン屋さんとか酒屋さんとかなじみの人たちで出ていない人が
結構おられました。いつもとは日程が違う日曜日だから仕方ないのでしょう。

イメージ 4

そんなことを気にしても仕方ないので、角田農園さんからいくつか野菜を
購入しました。後にお店にも来てくださいました。

イメージ 5

こちらは、米粉でおなじみの空庭さんのブース

イメージ 6
米粉以外にも、無農薬の玄米も販売していました。

イメージ 7
別のブースではその場で栗が食べられます。季節を感じますね。

イメージ 8
新しいところも回りました。

イメージ 9
こちらは、モリンガをはじめとする自然農法の野菜とか。

イメージ 10
短時間の滞在ですが、結局いろいろなものを購入して店に戻りました。



イメージ 11

また、11月のマルシェにも行くことになるでしょう。

毎月第二土曜日は難波神社の「マルシェの日」
いつもなら営業開始前に顔を出すのですが、この日は料理教室
を行いましたから、それが終わってよる営業の準備が
できてから、ちょこっと立ち寄りました。

イメージ 1

もう終了間際でした。

イメージ 2

「やさいの里」さんは、相変わらず元気にやっていました。
最近はいろいろ支援してくれる人も増えてきているそうです。

イメージ 3

プライベートで飲む日本酒もかいました。
作(ザク)という銘柄の純米酒です。

前回の記事で、タイ人女性「JOY姉妹」を歓迎させていただいたのですが、
彼女たちは数日間大阪にとどまり、その間大阪や京都といった名所めぐりを
毎日行うということだそうです。そんな中せっかくなので日本の大阪在住者
でもある私たちが、一般的な観光客ではおそらく立ち寄れないであろう
ところで大阪をイメージできるお店で一席を設けさせていただくことは
可能かどうか確認したところ「是非とも」ということだったので
昨日の話ですが、食事の席を設けさせていただきました。

イメージ 1

ここは、一見どこかの森のような場所にもみえますが、
実は店から徒歩で移動可能なうつぼ公園です。
緑が少ないといわれている大阪の地では、数すくなり緑を感じるところ
バックに見えるビル群が不思議なアクセントをつけてくれます。


イメージ 2
今回の食事の場所はこちら。西区新町にある鉄板焼のお店。
大阪の名物の一つとして「お好み焼き」というものが上げられるかと思いますが
それを紹介しようということでした。しかしながら観光エリアとなっているところの
名の知れたお店は既に一杯の状況。ならば観光客が行かないむしろ地元住民が
通うようなお店に案内するほうがよいのではということで案内しました。
(私たちも逆の立場なら大歓迎。ガイドブックにない在住者しか知らない
名店には外国人にとってh「魔力」のような魅力があります)

イメージ 3

これはオムそばですね。極普通に見えますが
味は、この後のほかの料理含め
この手の料理に食べなれている立場としても大変素晴らしかったです。

イメージ 4

お好み焼きのコテ(手前に映っているテコ・ヘラともいう起こし金)
を使って食べるようなことを地元大阪では行うようなことを
シェフがレクチャーしていました。

イメージ 5

このお店は伝統的なものと平行して創作系も行っているようで
こちらがたこをたこせんべいに乗せていた焼いているというもの
一般的な「たこ焼き」を置かない代わりにこういうものを
提供するあたりに、お店としてのこだわりを感じます。

イメージ 6
これも創作系ですが、卵がけご飯」を焼いたものなのだそうです。
中々面白いと思いました。ほかにもアボガドを山葵としょうゆをつけて
食べるような一品(これは食感がマグロに似ているからとか)のようなも
のもあり、評価の高い店らしい面白さを感じました。

イメージ 7

最後は、「そばめし」というもので〆ました。
JOY姉妹たちはもう満腹だそうで最後は残るほどでした。
とはいえ、楽しんでいただけたことは間違いなかったので一安心です。

イメージ 11
最後に記念撮影です。右側の2人は後日、日本・大阪に来たJOY姉妹の
親族(従兄弟と別の従兄弟の子供)だそうです。

清算を終えて外に出ると急に肌寒い空気が流れます。
JOY姉妹たちは寒いことと疲れていることで
そのままタクシーで宿に戻りました


イメージ 8

さて、そのまま歩いていくと、先ほどのうつぼ公園の一部が変わっているのが
わかります。せせらぎのような水路や噴水さらに小さな丘がありました。






イメージ 9
その小さな丘の上から撮りました。夜景がきれいですが
以前とは違う近所の公園の変貌に、国内外の観光客を意識しているのか
どんどん大阪の町がこぎれいになっているように感じました。

2回にわたり、JOY姉妹の接待記事になりましたが、
会話の途中で、彼女たちがUSJに当初本日月曜日に行く予定
だったのを火曜日に変更したのです。

実は、月曜日が春分の日の振り替え休日で祝日ということは
私たちにとっては極普通の事のように思いますが、これが外国人
にとってはそうではなく、当初月曜日という週明けの平日なら
USJのようなところでも比較的すいているのではという判断だったのです。

もちろん振り替え休日の祝日扱いでかつ連休のこの日のUSJは
混雑している可能性が非常に高いわけですから、そういう日本人が
当たり前と思っている情報を旅をする外国人は知らないということ
「おもてなしの心」ではありませんが、そう言った情報提供を
在住者である私たちが行えたことは本当によかったと思いました。

イメージ 10

「あなたたちが私たちの祖国タイ・バンコクに来られる際には
私たちは是非ともご馳走させていただきます」とJOY氏からの言葉。

そのことが実現するかどうか以前にそういう想いを持っていて
くれるという気持ちだけでも素晴らしいのではないかと
ふと感じました。 
これからもこの国の料理を感謝をこめて作っていかなければならないと
思った次第であります。

「あなたは何人(なにじん)ですか?」「どこの国籍の方ですか??」
というお客様からの質問をよく聞きます。

これは、どうしても東南アジア料理をやっている人というのは
伝統的にその国の人が日本に来て料理店を行っているという
イメージが根強く、
日本人が作るとどうしても変なアレンジが入りやすいという
ことが背景にあるように思います。
ですから当店のように極力現地仕様を追求していると、
このような齟齬ができてしまうようなのです。

最近はそのような事はずいぶん少なくなりましたが、
以前なら「日本人です」と答えた瞬間に渋い表情をされる方もおられました。
「日本人がこんな現地に限りなく近い料理を作れるはずがない」
という先入観が生んだ不幸ではありますが、
その時に、「では、中華料理店やイタリア料理店が数多くありますが、
そのお店の人はすべて中国人及びイタリア人ですか?」
という質問をすれば果たしてどういう反応をされるのだろう
といつも思うのです。 
まだまだ過渡期。東南アジア料理がさらに世間一般に認知され
「市民権」を得るまでの苦労なのでしょう。


今回ついつい前置きが長くなりましたが、
本題に入らせていただきますと、たとえばタイ料理が好きな人の
多くははタイに渡航暦があり、タイの人たちとの交流が深い人も多い
かと存じます。

実は私たちもその中にいるのですが、そのタイの人たちが日本の大阪に
来る事になりましたので、私たちもお会いすることになったのです。

その人の名前はこちらです。

イメージ 1

そう、「JOYさん」というタイ人の女性です。
彼女とは実は昨年の秋に一度お会いして、
梅田で一席を設けさせていただきました。
そして次のようなプレゼントを頂きました。

イメージ 2

有名なブランドのキャラクターですね。
おかげさまで大切にさせていただいておりますが、
3月に再び日本の大阪にそして、当店に立ち寄りたいという
強い希望を承りました。

本来現地の国の人の来店はシェフとして、ネイティブに限りなく近いものを
出しているとはいえ、本当のネイティブ相手ではどうなのだろうということで
躊躇うのです。(黒人が握る寿司を日本人がどう判断するか的な)

しかしながら今回は事情が違います。
今回は彼女のために可能な限りの努力をしようと決意したのです。

イメージ 3

ゆえに、先ほどのキャラクターも特別に店内に移動し
彼女たちの来店を待ちます。

ところで彼女(JOY氏)とはどこで知り合う機会があったのでしょうか?
実は、タイ本国でお会いしたことはないのです。
それはこちら。

イメージ 4
これは、タイのドラマですが、こちらにいる女優さん(右から2番目)
のファンということらしく、タイドラマつながりというのがありました。
さらに、一番右側の男優(これはシェフがファンという例の方ですが)
の奥様(有名な歌手)の熱烈なファンでもあり、
既に個別の付き合いがあるという。
そういう流れで仲良くなったわけであります。

さて、シェフは特別に彼女たちのために腕を振るいます。

イメージ 5

「ヤムウンセン」とか定番のタイ料理や「生春巻」きを出したりしましたが
メインはこちらの「レンコ鯛の蒸し物」
お腹がはちきれるほど一杯ということで満足していただきました。

イメージ 6

彼女からシェフに対してお土産もありました。例の男優の最新ドラマの
冊子と直筆のサイン。ファン心理と言うものは当事者しかわかりませんので
客観的にしか判断できませんが、シェフが喜んだことだけは間違いありません。

イメージ 7

最後に記念撮影をしました。真ん中がJOY氏
右の女性もタイ人でJOY氏の姉妹です。
(姉か妹かは、はっきりとは聞いていません)

私たちは、結果論としてタイとかベトナムをはじめとする東南アジアの国々への
料理を提供することで、日々の糧を得て生きているわけでございます。
要するにそれはその国に糧を得させて頂いているのと事実上同じです。

ですから日本に訪問していただいた彼女たちには可能な限り、
感謝の気持ちをこめていかなければならないと思うのです。

それが 糧を得させていただいている国への
せめてもの敬意の証になればと思うわけであります。

↑このページのトップヘ