「サワディシンチャオ(旧:東南アジア10か国料理店)」公式ブログ

2021年1月まで存在していた飲食店。店は閉店しましたが事業は引き続き継続します。

カテゴリ: 店内イベント

私たちのように常時飲食店を経営しようとすると、
まず「飲食店経営が可能な物件を取得する」ことと、
飲食店の経営が可能な設備を整えた上で
「営業許可証を得る」ことが最低限必須なわけですが、
それをクリアした場所を構えていると
本業とは違う一つの可能性が見出せます。

それは、「店の貸し出し」
一つは、これから飲食店の開業を志しながらも、
準備中などで開業までの段階まで来ていない方々。
最近では「間借り」ということで、
本来のお店の定休日に営業するスタイルがあります。

私たちもかつて、休眠していた空き店舗を使った臨時居酒屋で
経験を積んだ上での開業ですから、そのことは非常によくわかるのです。

そしてもう一つは、飲食店営業ではなくとも、「大阪のへそ」
という立地のよしあしから、イベントスペースとしての場所の価値というのが
あります。
過去にも私たちが旅に出ているときに、
「絵画の教室」として、この店の場所を貸し出したことがあります。

この日曜日もそういう貸し店舗ということで行われた「手作り味噌教室」
当店のお客様でもある、管理栄養士の佐藤碧先生による教室を
開催いたしました。

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佐藤先生より、事前に準備してほしいということで、先生が持参した
大豆や米麹の保管と、大豆の豆を水につけておきました。

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こうして当日を迎えました。
当日の模様は、あくまで佐藤先生主体で行われたものです。
シェフは、アシスタントとしてちょっとしたお手伝いをいたしました。

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一番左の方が佐藤先生です。

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このようにして定食が完成し。
私たちも実際にいただきました。

シェフとしましては、こんな風にこれからがんばろうとしている、
人々にこの店舗の場所を貸し出して、
応援できることができればと考えております。

昨日は、お店でベトナムの正月「テト」のパーティを開催しました。

朝9時過ぎから、今回シェフと一緒に料理する
ベトナム研究所のトミザワ所長が来店し、一緒に仕込から始めます。


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トミザワ所長とは、何度も面識があるとはいえ、店で一緒に料理を作るのは
初めてでどうなるかと思いましたが、ずいぶん以前から一緒に料理を作って
いるかのように息がピッタリあいました。

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店のDVDの映像もいつものタイドラマではなく、
この日はベトナムのドラマを流し続けます。

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午後になると次々と料理ができていきます。

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夕方になり、料理を本格的に盛り付けていきます。
この日はバイキング形式で楽しんでいただくことにしました。

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ハムなども手作りで行いました。
テト料理をある程度把握しているとはいえ、細かい部分では
現地在住経験豊富な所長が適切にアドバイスをしてくれましたので
より本格的なものになって行きます。

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丸鶏も登場します。
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ゴーヤの肉詰めです。そのほかにも揚げ春巻きとか
いろいろな料理を次々と出していきました。
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時間になり、お客さんも集まりましたので、シェフと所長が挨拶します。

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所長と参加してくれたベトナムの方にテト料理の解説をしてもらいました。

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パーティの宴は始まりましたが、料理は引き続き作りました。
これは、ベトナム式に捌いた天然の鯛を蒸す直前のところ、
あまり海の魚をテトでは食べないそうですが、
これはお正月で「おめでたい」ということで提供しました。
(もちろんベトナム料理として)

宴は18時から23時くらいまで続きました。

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昨夜、クリスマスに「七面鳥を食べる会」を無事に開催いたしました。
今だから言える話ですが、日程的な問題なのか?前日まで参加者の数が
芳しくなく、小規模なイベントになる気がしていたのですが、
当日になって、次々参加者の方が表れて、
気がつけば、満席の大盛況のイベントになってしまいました。

まあ、念のためと卸市場で多い目に魚などを
仕入れたことが幸いしました・・・・。

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七面鳥の会とはいえ、当店の料理をこの機会にと出していきました。
こちらはバインベオと言うベトナム料理を前菜に

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造りにも可能な鯛を贅沢に揚げました。
ベトナム式に豚挽き肉をおなかに入れた料理です。

店の現場が忙しく、すべての料理の写真が撮れませんでしたが


七面鳥のタイ式グリル
・バインベオ(米粉の小皿蒸し物)
・ヤムソムオー(バンペイユを使ったタイの辛いサラダ)
・子持ちイイダコのバリ式スパイスココナッツミルク煮
・タチウオのチャーカー(ハノイの郷土料理)
・皮付き豚固まり肉とサトイモ・大根のベトナム式スープ
・いろんなカラフル根菜の和え物海老せんと
・ベトナム米麺「Bun」&タイのオーガニック玄米ジャスミンライス
・マンゴー蜂蜜がけイチゴ&マレーシア式ココナッツミルクのデザート

といった料理を提供しました。

参加された皆さん大好評でした。

また一年後にこのイベントを行う予定です。

おまけ
七面鳥を外から撮影しました。外から窓越しに撮ると、
クリスマスっぽいですね。

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日本人から見る外国の場合、地域によって一般的に見方が変わるような
気がします。わかりやすいところでは、ヨーロッパとアジア
前者はどこと無く、遠くて高貴なイメージが付きまとい後者は近いために
馴染みなじみがあるというかどうも庶民的なイメージが付きまとう
ような気がするのです。

実際にそれらの国に行けばまた違うものが見えますが、
一般的には、この両者が合間見えるような気がしないよう
にも見えます。

その両者をコラボさせるとどうなるか・・・。

今回のイベントは結果的にそういうものになりました。

画像はSarahさん。シャンソン歌手の方ですが、私たちとの出会いは
彼女がお店に、ごはんを食べにこられたことからでした。
それまでは、料理や旅には興味があっても音楽は疎い私たち。
(タイの音楽とか、アジア民族音楽には若干の関心はあったものの・・・)
しかし、そういうイベントをされる彼女のステージと言うものを一度見てみたい
と言う想いが高まりました。

そして、ある日の休日を利用して天神橋筋5丁目付近にあるバーで行われた
彼女のライブを見に2人で行きました。

そこで感じたことは、「シャンソン」と言う音楽に対するある種の偏見が
あったということ。全く知らない人間でも十分楽しめたのです。
そして、その時に是非このお店でとお願いして実現したのが、
今回のイベントだったのです。

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当初フランスの歌である「シャンソン」と東南アジア料理と言う、
一見、なんのつながりも無い両者をどうつなげようかと思ったのですが、
意外に早く問題は解決しました。
何故ならば、独立を保ったタイは別としてそれ以外の国は
欧米列強に植民地支配された歴史があります。
決して良いことではありませんが、結果的に欧米の文化風習が
それらの地に入り込み、現在でもその影響が残っているのです。

そして、当時フランスも欧米列強として、現在のベトナム・カンボジア・ラオスを
支配していました。「フランス領インドシナ(仏印)」
ですから、この3カ国をテーマにした料理を作れば見事にコラボレーション
可能と考えたわけです。

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現にベトナム語は、元々感じだったものをフランス人が
アルファベットと成長記号に置き換えたものがそのまま今の文字になっている
所からしてもと言うところですね。
そして、その「ベトナム」は世界三大料理のフランス料理と中国料理が
見事に融合したものです。

そして当日19:00より、
ベトナム料理を中心にバイキング形式で料理を出しました。

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画像の写真はベトナム料理。
左側が、ココナッツジュース煮。右側はイノシシ肉が入ったシチューです。

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こちらはカンボジア料理のクメールカレーです。
それ以外にも、手羽先とか越南式の玉子蒸し、
それからバゲットでお客様ご自身にグザイを入れていただいて
ベトナムサンドイッチ「バインミー」を楽しんでもらうような嗜好も凝らしました。

そして1時間半ほど過ぎた20:30ごろからライブが始まりました。


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伴奏は田村太一さんのギターの音色でした。
動画を撮りました。こんなイメージです。


Sarah シャンソンライブ 20151128 サワディシンチャオ1

途中休憩を挟んで2時間弱でライブは終了。
その後、〆の料理としてベトナムの定番の麺料理を出しました。
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それは牛肉のフォー(フォーボー)をミニサイズで出しました。
その後に、チェーと言うデザートを出して無事にイベントが終了しました。


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最後まで残ったお客様と記念撮影を行いました。
当日までどうなるか心配と言うところもありましたが、
無事にイベントは成功し、また料理よりも音楽鑑賞を主体に考えられていた
お客様も味に対しての評価をいただきました。

朝の10時から仕込が始まり、すべてが終わったのが日付が変わった
午前2時。疲れたけれど非常に心地よい、16時間勤務でした。

最後に別の曲も動画撮りましたので掲載します。
佳境に入ったフィナーレに近い時です

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