カテゴリ: サワディシンチャオの軌跡

開業当初、2週間ほど営業していたランチ営業はいったん
取り止めてしまいましたが、2003年の秋から再開しました。

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当時はビールの店ということもあり、夏場以降になると売上の降下が
予想されました。夏ごろラジオに出てそれがきっかけで来店した人
というのは、店の良し悪しではなく、「ラジオで紹介された店に来た」
という自己満足の人がほとんどなので、一度きりということが多いのです。
AMラジオで紹介されたのですが、その時間帯に聞く人の傾向か?
上の漫画にもあるとおり、水商売系のママと客の親父の同伴
とかそういうものばかりで大変でした。

ところで、秋以降の売上降下とは別の理由もあったのです。


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それは、当時他店がすべてランチ営業していたこともあり、
当店だけが夜営業という行為が「サボっている」と感じてしまったのです。
(決してそんなことはないのですけど)

当時は、まだ開業して半年程度で余裕もなく、そう感じたのでしょう。

ということで、750円の日替わりランチを始めることになったのです。

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わかりやすく色つきのイメージも描いてみました。
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当時は、今とは違い、周りへの迎合ということで、会社員が食べそうなランチ
ということでボリュームを重視したものにしましたし、鶏のから揚げが
デフォルトで入っていたり、メインもハンバーグとか結構肉主体のもの
それに、小鉢のようなものに野菜おかずを入れ漬物オムレツがついていました。
ご飯は日本米の白米に発芽玄米を混ぜたものを出しました。
後スープもついたお得なものです。

ところでこの当時からフォー(鶏肉)とグリーンカレー(自家製ペースト)
がメニューにありましたが、当時のものは今と比べるとあまりにも
違うのものでした。
それでも当時の他店のそれと比べて引けをとらないもので、
たまに注文する人からは好評でした。

当時は東南アジア料理店ではありませんでしたが、こういうものが
メニューにあることが結果的にそういう道を指し示していたのでしょう。
そして、東南アジア料理店になってからこれらの料理の徹底的に
強化していくことになるのです・・・・。

ちょうど13年前(2003年)の体育の日がらみの連休(10月10日から12日)の
3日間。当時この時期に毎年梅田スカイビルで行われていた
「インターナショナルビールサミット」というイベント。
こちらに出店しました。

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空中庭園でおなじみの梅田スカイビル。こちらの場所としての催しとしては、
夏に一度出店したことは以前こちら(http://blogs.yahoo.co.jp/sawadee_xinchao/47127661.html)にて記事にしましたが、その前にこのイベントに
出たいという思いが、実は店開業を決意した時から考えていた
初めての夢だったのです。

このイベントをはじめて知ったのは2000年頃だったと思います。
別のイベントに出ていたときにこういうのがあるということで
遊びに行ったのが始め、ビールのお祭りとアジアとか世界の屋台が出ている
このイベントには多くの人が場所の取り合いをしながらビールと世界の料理を
楽しんでいました。

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(こんなイメージ。とにかく広場に人があふれんばかりでした)

その後、2002年には当時かかわりの深かった地ビール協会さんが出していた
ブースの手伝いなどもしていました。
この頃には店開業を決意していて動いていました。
(引越し前ですが物件も確保済み)
ですからこの時に後に仕入れるビールの商談なども行う結果となりました。
そして店を開業した暁にはこのイベントに出ることができないか
と考えていたのです。

開業後、いろいろ調べると出店料がこのくらい払えば可能とわかりました。
とはいえ、その出店料はそれなりにしますから、当時取引のあった
地ビールのメーカーさんと組んで共同出店することにしました。

そして、その夢が無事にかないました。
当時出したメニューはいくつかありましたが、記録や記憶にあるのは
次の3点。「ベトナムのえびせんべい」「揚げ春巻き」「フォーガー」です。

ということで出店しましたが、実は私たちは常駐していませんでした。
店の営業を平行して行っていたこともあり、
(このイベントで宣伝しての集客を狙っていた)
夏のイベントを手伝ってくださった方にお任せしたのです。

それ以外に当時、導入を検討していた「リアルエール」というものの
セミナーにも参加したりしていました。

ということで3日間は仕込みをしたものを毎朝現地に届けて後はお任せ
ということを繰り返しました。しかし、結果的にいえば売り上げは
芳しくなく、これはこの時のよい経験になったのです。
やはり経営者が居ないとどうしてもこういうものの売り上げに影響するようです。
(以降のイベント出店は、常駐して対応)

お願いした人の話では、「1万円攻撃」に苦慮したといっていました。
これは1万円のつり銭がなくて(えびせんべい100円に対してらしく)
苦慮したそうです。
そのあたりの情報もこれ以降のイベントには参考になり、つり銭対応を
強化したため、そういうことで悩むことはありませんでした。
(というよりそういう人との遭遇がほとんどなかった)

といいつつも、店を営業したことは決して間違いではありませんでした。
やはりこのイベントがらみで遠方から来た方が夜を中心に来店
売り上げは「うなぎのぼり」の如く非常に調子よかったのです。


いずれにしてもこの後の、タイフェスティバルやベトナムフェスティバル
などの出店をしていくのですが、この時の経験が非常に役立った
ことだけは間違いないと思います。


ちなみにこの「インターナショナルビールサミット」は2005年にも出店しました。
しかし、それ以降は出ることはなかったのですが、
あるタイミングからイベント自体も縮小し、場所が移転。
ネット上で見る限り2010年くらいを最後になくなってしまったようです。
(現在本体のページも消滅)
どうやら当時は世界の民族音楽とかそういう人を当時は多数呼んでいたのですが、
これは御堂筋パレードで呼ばれた人を誘っていたようで、
御堂筋パレードが終わってから単独で呼べなくなったことが
影響したと考えられそうです。

こちらの続き

さて、前編で、ギネスの樽生を導入しようと考えたものの
当時の輸入代理店だった「サッポロビール」の営業に
「この店ではギネスは無理だからエビスの黒にしなさい」と
言われてしまい、ショックを受けました。

この後どうなるか、結果は導入できましたが、
では、そのいきさつを後編で書いて見ます。

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ちょっと「無謀だった」のではと、正直落ち込みましたが、
やはりこのまま引き下がるわけには行きませんでした。
ビールメーカーの営業が来た旨、酒屋さんに相談します。


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すると、「じゃあ、上の人間に話しつけます」と酒屋さん。
その結果、その酒屋さんと営業が一緒に来て
「この前は失礼しました」といわれてあっさりギネス導入が決まりました。

しかし、「コネ」の力というか、世の中ってそんなものですね・・・・・。

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ちょっとしたドタバタはありましたが、無事にギネスの樽を導入しました。
それまでのビールサーバーとは作りも違い、ガスも炭酸ではなく
窒素混合ガスというもので、すべてが違いました。
「見せるビールです」と、サッポロの技術担当に教えてもらい
早速、最初の一杯をいただきました。


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こうして、無事にギネスビールの樽生の提供を開始しました。
最初に「3日で空にしなければいけない」といわれたこともあり、
本当にやってしまおうと、最初の3日間は半額で提供するキャンペーンを
開始しました。

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そうなると、当然みんなギネスを飲みます。黒い色をしていますから飲みにくいイメージが強いギネスも、新鮮な状態で出すと非常にあっさり飲みやすい
ビール。「これ本当にギネス?」といわれながらも見事に30Lを3日以内に
空にすることができました。

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酒屋さんもあまりの速さに驚いていましたが、以降はさすがにこのペースと
言うわけには行きませんでした。しかし翌年には20L樽も登場しずいぶん
対応が楽になりました。

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ギネスを入れるときには「シャムロック」というものを入れることがあります。
これは三つ葉のクローバーをギネスのタップを使って一筆で描くというものです。
そう簡単にできず、ある程度経験をつまないとなかなかうまく描けません。

その理由はこちらに書いてあります。
リンク先にも書いてありますが、これにはアイルランドの宗教でもある
キリスト教がかかわっていて、キリスト教徒(クリスチャン)でないものは
このようなものを描いたり求めるのはおかしいとか言うのもありましたが、
決してそんなことはないと思います。

現在の店にはもうギネスはありませんが、
たまにアイリッシュパブに行くと基本的に
ギネスの生ををいただきます。

当店は2003年の開業から最初の4年ほどは、ビールを専門に扱うお店
開業からまもなく半年というときにある樽生ビールの導入を検討しました。

その名前はギネス。アイルランドの有名なスタウトビールです

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開業を決意してから開業にいたるまで、かかわってきたビールは
ベルギービールと日本の地ビール(クラフトビール)ということもあり、
ギネスビールについてはまったくノータッチでした。

もちろん当時世界中の瓶ビールも扱っていましたから、ギネスビールの瓶は
メニューにありましたが、そんなに珍しいものでもないので、
それまでは事実上軽視していました。(実際にあまり出なかった)


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ところが、来店するビールファンと称される人たちは口々に
「ギネス」の生ビールのことを言います。
何でそんなにギネスビールにこだわっているのか最初は理解できませんでしたが
あまりにもそういう人が多いので、ちょっと気になってきました。

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ギネスビールの生はもちろん飲んだことがありますが、
飲む場所といえばアイリッシュパブで、キルケニーという
エールビールとセットで出ています。

欧米人が騒ぐイメージの強いそこに行って飲んだことがありますが、
どうも濃いイメージが強い印象だけがありました。
たいていどこかで飲んだ後に立ち寄っていたのでそういう印象も
あったのでしょう。


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ですから、当時のお店のイメージとはどう考えても合わない気がしました。
ただでさえ、ベトナムでヒントを得たアジアな雰囲気は、当時からありましたし、
灼熱のアジアと浜逆的にも感じる冷たい風が吹くようなイメージのアイルランドの
ビールなどおいても果たして受けるのだろうか?
ベルギービールファンはどうなのだろうなどと考えていました。

とはいえ、せっかくなので取引している酒屋さんに相談してみました。

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ということで、早速樽が到着しましたが、今まで見たことのない形状
だけでなく、そのサイズの大きさに圧倒されました。
当時は30Lがひとつの単位だというのです。(後に20L樽が発売されました)
今まで、10Lの樽しか置いていませんでしたので、
未知の世界に圧倒されたものです。


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「樽の形状に合うヘッド(ビールサーバと樽の接続口)
を探して来ます」いうことでいったん樽を酒屋さんに戻したのですが、
2・3日後に当時ギネスビールの輸入を扱っていたサッポロビールの営業が
突然現れました。


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ここでギネスビール導入の話をしましたが、
いきなり否定的なことを言われてしまいました。
当時は30Lの樽しかなかった時代。これを3日で空にするという
条件があるというのです。

営業担当は当店の店の大きさと
すでに複数の樽がおいていたこともあったのでしょう。
この店に「ギネスを置くのは無理」と言う判断が出てしまいました。

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「代わりにエビスビールの黒を新たに販売しますのでそちらでどうでしょうか?」
といわれました。確かにそのほうが冷静に考えれば10Lで扱えるという
こともあり、味も極端に差がないようなところもあり、かつ新発売ということで
薦めてきたのはわかります。

しかしビールの場合、ある程度「ブランド」や「ネーミング」という
情報を飲むというところがありますので、それは意味がないという風に言うと
「ならば無理です」といって営業担当は帰ってしまいました。

当時はベルギービールのヒューガルデンホワイトなどもありましたし
大阪では、まだまだ世界の瓶ビール主体の店が多い中で
ほぼ初めて樽ビールを積極的に導入していた当店にとって
相手が大手メーカとはいえちょっと屈辱的に感じました。

しかし、それが現実なのでしょう。(後半に続く)

私たちの店は、路地奥にあるため、都会の真ん中とは思えない
世界が広がっていて、そのうちのひとつはいろんな生態系が
存在します。

その中で、一番有名で存在感が大きいのは「猫」
私たちが始めて物件を取得して、初めて引越ししてから
というより、まあ彼らのほうが先住民というべき野良の集団。

最初に見たのは黒い猫でしたが、世代交代が進み茶色いのやら
まだらそして、結構長くいた白いのとか多数います。

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彼らは飲食業の天敵である、マウスを追い回して、退治してくれますし
お客さんも喜んだり、それ以上に私たちも彼らの存在で和んだり
しますから、それはそれで非常によいのです。

しかし、彼ら以上に驚いたのが今回のテーマである「鼬(イタチ)」です。

イタチといえば、どちらかといえば山里とか動物園辺りにいるイメージが
強いのですが、実際には都会のこの界隈にも普通に生息していて、
近くに「立売堀(いたちぼり)」という地名がありますが、
あれもイタチが多く存在したからという話も聞いたことがありました。
特に手前の居酒屋さんには結構その話を聞きました。

でも、当初は信じていませんでした。実際に見るまでは。

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ところがついに見ました。茶色い固体が
最初は猫と思いました。しかし猫とは明らかに速度が違います。
まさしく野山を駆け抜ける獣のような圧倒的な速度
あまりの速さに、開業当初からある外のテラス席にいたお客さんが
驚くということがありました。

速度は速いですが、何度か見ますからその顔などもわかるようになりました。
たいてい親子で行動するのですが、小さいほうは猫もそうですが
未知の世界に対して好奇心旺盛で、平気で店内に入ってくることもあります。
(猫に関しては2Fにまであがろうとしてきますが)

見た目ペットにしてもかわいらしそうな顔をしているイタチですが
動き出したときの速度は速いです。
ただ残念ながら開業当初と比べると、遭遇機会はめっきり減ってしまいましたが、
それでもたまにそれではと思うような激しい物音が店の裏側から聞こえることが
あります。

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