「タイ料理」と言えば、昔は、歓楽街の飲食ビルの1室にある元スナック・ラウンジだったような場所の居抜き物件(どちらかと言えばマッサージ店などで働いている人やホステスさんが相手の)深夜に営業していて普通の人は入りにくい怪しい店
※現地の人向けなので非常に辛くてうまい
か、もしくはやや大型のレストランで複数のタイ人シェフが働いている店
※日本人向けになっているので味が薄い
の2種類があったと思います。
ところがここ10年くらい見ていると、いつしか、気軽にタイに行けるようになった為か、「屋台」をイメージしたカジュアルな店が増えてきました。
昔は東京にしかなかったチェーン店系の店も関西圏にぼつぼつ現れつつ・・・。
タイ・バンコクにある行列のできるパッタイ屋
(不味くもないけど感動するほど美味しいわけでも)
これに関しては私たちも一時期はその路線を歩んでいました。
ところが途中からその事に強い違和感を感じるようになったのです。
どうも現地で食べている屋台料理。これはもちろん安いのですが、
安いから仕方がないとはいえ「味がおいしくない」と感じるお店が
すべてではないですが、いくつか出てきたのです。
恐らく、シェフが日本料理などの他の国の料理の高級店の味を知っていることも含め、昔から現地の王宮料理関連の料理教室や料理博士の人の指導などを受けたというのがあったからではと思います。
そんな事で4・5年前からタイのトップシェフともいえる人に直接指導を受けるようになりました。
※実際に試食したら非常においしい。店で食べたら、
現地でも1万円近く普通に行くような料理
今年の秋から「コース料理」主体の店になったという事で、
それらトップシェフから習った料理の特別コースを、企画したところ
ありがたいことに早速ご予約のお客さんが現れました。
お陰様で、このようにお届けできますので、
どのようなものかご覧ください。
特別料理コース 1人5000円 2名様
前菜:豆腐のヤム(タイ式サラダ)自家製トルティーヤ包み
トムヤムクン(スープは直前に入れます)
こちらは自家製の黒米入りライスペーパー
こちらの鶏ひき肉のココナッツディップと一緒に食べます。
自家製黒米のライスペーパーココナッツディップ添え
ローストビーフとぶどうのタイ式和え物
プーニムパッポンカリー(ソフトシェルクラブのタイ式カレー炒め)
「プーパッポンカリー」の蟹が脱皮したての蟹(ソフトシェルクラブ)
を使っていますので、殻ごと食べることができます。
黒米入りタイジャスミンライス
タイの黒米は日本で流通していませんので、現地で購入したものです。
余談ですが、米は年間1人100kgまでは関税がかからずに持ち込めると
関空の税関関係者の人に教えてもらい、申告して持ち込んでいる物です。
自家製ペーストのマッサマンカレー
名物:自家製ペーストのグリーンカレー
デザート:タイスィーツ4種盛
(左奥からココナツミルクと生グァバの2色ゼリー、
チェンドルのココナッツミルク煮、焼き菓子「カノムモーケン」、
かぼちゃの蒸し菓子)
以上です。正統派タイ料理のトップシェフ「ムクラシェフ」。タイの鉄人としてテレビにも出ている創作モダンタイ料理のシェフ「イアンシェフ」から直々に教えてもらった料理を再現しました。前者のムクラシェフは、「Khao」という完高級レストラン。後者のイアン氏の料理は「Issaya」と言う高級レストランなどで味わえます。
ところで私たちは、来年(2018年)の1月22日から現地に渡航します。ベトナム・ラオスなどにも立ち寄るのですが、タイ・バンコクでは例年通り、今年もムクラ・シェフから教えてもらおうと考えています。来年も現地で習って精進していこうと思います。
ということで、この特別料理コースは渡航前日の来年1月21日まで開催しますのでどうぞよろしくお願いします。
※前日から仕込みますので2日以上前からのご予約でお願いします。