9月の店内改装と10月からの新体制が無事にスタートしたという意味での打ち上げ?と、11月以降、シャンソンライブやグルメツアーそして12月からの年末の忘年会シーズンを迎えるにあたって、気分転換に一昨日と昨日の2日間。ショートトリップをしてきました。
どこに行こうか悩んだ末、行ったのがこちらです。

奈良県吉野郡天川村です。上記小説もさることながら天川には芸能の神様と言われ、導かれたものしかたどり着けないという「天河大辨財天社」というのがあり、また同じ村でもさらに山奥にある洞川ここには役小角(えんのおづの)と言う人物が始めたという修験道の聖地大峰山がある場所。このパワースポット全開の奈良の山奥に行くことにしました。

近鉄阿部野橋から吉野行き特急列車に乗ります。
今回、特急券だけは別料金ですが、近鉄線とバスの往復に天川村の温泉料金が
割引になっている「洞川温泉・みたらい渓谷散策きっぷ」と言うのを使いました。

列車の中。行きのこの瞬間が楽しいですね。
未知の山奥、パワースポット期待が膨らみます。

気が付けば奈良盆地を走っています。普段ビルだらけのコンクリートジャングル
で生活していればこの田園風景だけで十分癒されます。

小さな山が見えます。このあたりは小さな山や古墳と思われるものが多数見え、
大昔の日本大和朝廷のあった場所と言う事で、日本人としての原点を感じることが
できます。

しかし、その大和盆地からさらに奥に入ると山々が迫ってきました。

と言う事で到着したのが下市口駅

ここから、天川村へはバスに乗ります。

駅の様子。

目の前に見えるバスに乗ります。

洞川(どろかわ)温泉行きのバス

駅の周辺ものんびりしていて、このあたりは20世紀の昭和が
まだ残っている気がしました。
バスは山の中を走っていきました。

途中にある黒滝村の停留所
さらに長いトンネルをくぐって

天川村に到着しました。洞川温泉で1泊しますが、途中にある
こちらの川合というところでバスを降りて歩くことにしていました。
最初に向かったのは、西側の「天河大辨財天社」

いきなりこういうのを見つけました。吊り橋の入り口です。

まだ、紅葉はなじまっていないところはありますが、山の風景は良いですね。

こんな吊橋で、定員が5人とか書いていました。

しかしこれは序の口でした。

今回は2日とも天候が悪くそれは残念でしたが、この山奥の秘境と考えれば
その方が似合っていたかもしれません。

面白いものを発見

腕を触られて喜んでいるみたいですね。

下に流れる川は、遥かに下だけど

水が澄んでいるのがわかります。

本当に癒されます。

真ん中に大きな蜘蛛が

ここまで結構歩きました。弁財天社遠いです。

30分で到着と言われつつ実際には1時間近くかけて


宗像三女神の一人、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)を主祭神とし、
(元々は祭神名でもある弁財天(ヒンドゥ教:サラスヴァティー)で、明治時代の神仏分離により変更)芸能の神とされ、役小角が草創。弘法大師が高野山の開山に先立って大峯山で修行し、最大の行場が天河神社といわれているそうです。
また、この場所は「導かれたものしかたどり着けない」と言われているとか。

私たちが「導かれた」かどうかはわかりませんが、ここはそう簡単に行くことが
できない場所だと思いました。

神社の境内。

別の角度から

階段を上ると拝殿があります。有名な五十鈴が見えます。

この日は、舞台で何か行われていたようです。
私たちはちょうどその公演?が終わった後で直接見ることは
出来ませんでした。

多くの人が声をかけていますが、この方はどなたなのでしょうね。

不思議なパワースポット。遠かったけれど来た甲斐がありました。

実はこの神社の横にひっそりとしたある場所がありました。

南朝黒木御所。後でいろいろ調べてみると黒木御所とは、
黒木(皮を削っていない木材)を用いて建てられた天皇の御所のこと。
多くは戦時や政変時の行宮の事のようで、仮設住宅のような御所のようです。
とはいえ、そういう歴史的な場所は想像を掻きたてられます。

私たちは来た道を引き返し、川合という所からみたらい渓谷。そして洞川温泉
を目指すことになります。

山に霧のような雲がかかっています。幻想的ですね。

昔の貨車を再利用したもの。このあたりはキャンプとかのアウトドアの
需要も多くあるようです。