今回の旅の目的のひとつに、実は「スペインの痕跡」というのがありました。
というのはフィリピンの歴史を見ると、スペインの統治が戦国末期の織田信長
の時代(1560年代)から20世紀直前の1898年まで300年続き、それ以前の歴史に
ついては、ほとんど記録がないという状況。(スペイン人が抹消した??)
これは、ベトナムのフランス統治の約100年間で、王朝が残されていて
かつそれ以前の歴史がはっきりわかっているのとか、
独立を保ったタイとは大きく違う点でもあります。

つまり今のフィリピン料理はスペイン料理の流れを組んでいるということ
ではないかと考えたのです。
さらに調べると、スペインとフランスにまたがる「バスク地方」の人が
多くフィリピンにやってきたらしいのです。そのあたりの痕跡が料理を通じて
垣間見れるかというのもあったのです。

http://asianfoods.biz/Travelhp/2016Pili/07/01.JPG

3日目の朝。今回もホテルの朝食をおいしくいただきました。

ホテルから電車に乗って、マカティエリアに、午前中ちょっと
立ち寄るところがありました。

こちらです。2年前にも行きました。

こういうところです。2年前と同じ人がいました。


さて、ここからが本番。タクシーに乗って向かった先はマカティよりさらに
先にある「タギック」というところ。新しい雰囲気の町ですから
ホテルのある庶民的なエリアやマカティのグリーンベルトあたりとも違う
雰囲気が漂っていました。

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こちらのお店です。実はオフィスビルのようなところの上にあります。
普通の飲食店のような看板も表になく、タクシーの運転手が戸惑うような
ところ。まさしく隠れ家ですね。
 

店内です。正しく高級店で、
夜に行けば、ワインなども飲んだりすると一人軽く10,000円は
するような店なのですが、ランチタイムだと一人2,000円程度で
楽しめることがわかったのでいってきました。


そしてこの店が、スペインバスク地方の料理とタパスを出しているのです。


 

とりあえずビールを注文しました。
ランチのコースとバスク料理のアラカルトを注文してシェアすることに
しました。

店の外はテラスになっています。飲食店らしいモニュメントですね。

マニラの町には2回目ですが、前回とは違うところに来ました。
でもまだまだ知らないところが多そうです。


料理が来ました。高級店の料理らしく、
小さなものがチョコチョコ乗っている感じです。

 

一つ一つ味わってみると、それぞれ違う味わい。


見た目は、コロッケのようにしか見えませんが、食べてみるとわかります。

手が込んでいるのがわかります。



この店・ビル自体がアートな雰囲気ですが、料理もそんな感じです。


店内にこんな写真がありました。この人「サルバドール・ダリ」さんは
スペインの人ですから、関連付けているのでしょう。


店内にはいろんなものが飾っています。


「ピンチョス」と呼ばれているものですね。


拡大してみました。パンの上に載っている肉とオレンジ色のソースが
何か主張しているようにも見えます。


こちらが今日のランチ。アラカルトと平行して注文しているので
ちょっとわかりにくいということで参考に。


豆料理です。バスク料理の中に「トロサ地方の豆料理」というのが
ありましたから、恐らくそれでしょう。


ラムの煮込み料理。これもバスク料理の代表的なもの。
どれもおいしかったのですが、もしひとつ選ぶとすれば
これでしょうか?(肉、それも羊肉好きなので)

でも、これを見るとフィリピン料理の代表格である
煮込み料理「アドボ」に似ている気がします。
味付けとか使っている肉はちがうけれど、
バスクの人がフィリピンに来て、現地の食材で作った
のがアドボのはじまりだったのかなと思ったりして・・・・。


お昼とはいえ、至福のひと時です。

こちらはランチのコースのメインです。

勝手な想像ですので、以下適当に流していただきたいのですが、
「白い皿を海に見立てて周りの野菜やソースを波に見立て、
そこに浮かぶムースの島が砂地のようで上に載っているる肉は
岩山?」

こちらはデザート甘いデザートの上にベーコンを焼いたものとは
斬新ですが、見事に味が合うから驚きです。


ということで食事は終わりましたが、最後に店の入り口にある
アート作品を見て回ることにしました。


こんな作品が飾っていました。

上の作品の人のプロフィールのようです。

不思議ですが、気になります。
ビルの1Fに降りると、こんな馬が飾っていました。


見た目は殺風景なオフィスビルにしか見えませんが、
中は不思議なアートの世界。
なんとなくシンガポールを思い出してしまいました。