物件取得の仮押さえまではいったものの、より具体的でかつ現実的な

壁が目の前に現れました。

それは「開業資金」。
貯金はあったものの、本来店の開業には程遠い金額しかないMとH。

開業資金の融資や補助金を狙うべく公的機関の情報を収集します。

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現在の公的融資先


この当時は「国民生活金融公庫」と言う名称だった。


取得した物件はスケルトンですから、余分な工事費がかかります。

本来ならいすやテーブルも含めすべて新しいものをそろえる

ところ、そのあたりを極力押さえるべく、Mのマンションにあった

ソファーと椅子を始め、厨房機器にしても中古の物がないか探すことになりました。

そんな中、情報を得たのがテンボスと言うお店。

このとき初めて行きました。東大阪市の荒本と言う駅の近くにあります。

大きな敷地内に中古の厨房機器や椅子机が倉庫の中に眠っています。

最近はここの支店のような存在が近所にもできましたので、今でも重宝しています。

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最初に入ったときは、具体的な買い付けではなく相場とサイズについての相談。


業務用は流石に高価だと改めて感じつつ、夢と期待はだけ膨らみます。


また、Mのマンションの近くにあるホームセンターにも行き、

床やレンガあるいはカウンターの台になりそうなものの

相場などもチェックしていきます。


これはカウンターの台に使う石のブロックです。

いざ工事のときにこのブロックをホームセンターに買いに行って

実際の利用方法を目の当たりにすることになりました。


しかし融資のほうは、異業種からの参入と言うことで

敷居が高く、いくらMが業界誌のライターを長くやっていようが

チェーン店の顧問などの仕事をしていると言っても

それは「著述業」とかそういう扱いで「現場ではない」

いうことで異業種扱いです。


Hも当時は会社員ではなく、フリーランスの個人事業主(確定申告者)

であるため、新規創業の融資対象外と言うのもマイナスに働きます。

それでも国民生活金融公庫での融資の可能性を探るべく

開業資金のための融資の申し込みを行うことになりました。


その際に、経営計画が必要です。融資をして無事に返済してもらえる

かどうかを見るのは当然のことでしょう。

ここは、Mの得意分野で、Hも中小企業診断士の勉強の傍ら

経営や財務に関する基本的な知識を有していましたので自信がありました。

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損益分岐点を越えることができないと融資どころか

3ヶ月以内につぶれてしまう恐れが・・・。