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 前回は営業終了から鍵の引き渡しまでをサクッとお伝えしました。すでにこの物件は本日2月1日の時点で私たちから完全に離れました。近々新しい店子の元で再スタートします。

 ところで、サワディシンチャオとしての事業は継続します。「飲食店が店を閉めたのになぜ継続するのか」と思われるかもしれません。しかし飲食店は行いませんがそれ以外の事業は可能です。
 実は意外かと思いますが、サワディシンチャオとして初めて名乗ったのは飲食店舗ではありません。その前に別の事業でこの名前を使っていたのです。


 これは2009年の話。当時はアジアごはん麦酒食堂という名前でした。前年の末に斜め前にある(私たちが暗黒一味と呼んでいる店)がオープンして、創業時のパーティで200人以上を入れるという「暴挙」がきっかけで、路地の下水が破壊され、その関係でパイプの破損部分が詰まってしまいました。ただ明確な証拠がないまま最も影響を受けた私たちが、下水の汲みだしという作業を1年行います。そのような状況なので真剣に移転等を検討。そのタイミングであるショッピングビルのテナントの入居のお誘いの話が持ち込まれました。

 話を聞いて実際に見ましたが、運営経費が桁違いということで最終的に断念。しかしその際に構想を練ったときに作った名前が「サワディシンチャオ」でした。
 タイ語とベトナム語で「こんにちわ」を意味するこの言葉を作ったものの活かせずに終わったのですが、せっかくネーミングをしたのにどこかで使えないかと考え、そのころ検討していた「ネット販売」に目をつけました。その時のネットショップの名前が「サワディシンチャオ」です。

 そのネットショップでは空心菜のカッターなどが売れましたが、ノウハウがなかったので短期間で閉鎖します。しかし周囲からのアドバイスがあって飲食店の名前を変えようということになり、開業10周年を記念して「サワディシンチャオ」の名前を飲食店につけました。つまり飲食店の前からこの名前が存在したのです。

 ということで、飲食店はなくなりましたが、料理教室やレシピ本の執筆活動、再度始めた東南アジア雑貨のネット販売などの事業は継続します。つまりサワディシンチャオは2月以降も続きます。

 したがってこのブログも閉鎖しません。引き続きどうぞよろしくお願いします。